チュニジア雑貨「さらは」
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2008年 11月 18日
友人夫婦が経営しているからという贔屓目を除いても、すごく美味しい!と思えるお蕎麦屋さんがあり、車を持たない私にとって、決して便の良い場所とは言えないのだけれど、1時間に2本しかない八高線を使ってでも、行く甲斐が絶対あるのだ。 美味しいお蕎麦屋さんはたぶんたくさんあるのだろうけれど、変なうんちくを語る親父ではなく、無口で頑固そうで無愛想なおじさんでもなく、私と同年代の彼が打つお蕎麦はなんだか親近感を感じさせつつも、硬派で奥が深い。 日本に戻って3週間目。変なところでお蕎麦を食べてしまわなくて良かった。今まで我慢していて良かったと、今回も思った。 いろいろなお店を開拓するのも面白いものだけれど、お蕎麦屋さんに関しては、もう開拓はしないのだ。それってすごく贅沢なことだと思う。 夜、いつもお世話になっているギャラリーカフェ 美楽居 さんで、古屋和子さんの琵琶弾き語りを聞く。演目は山本周五郎の「青竹」と「晩秋」。きりっとした彼女の声とその向う先の確かさが、とても素敵だった。周りのお客さんを見渡すと、目をつぶりじっと彼女の語りに耳を澄ませている人が多かったのだが、私は、彼女が語る姿から目を離すことはできなかった。語りって結構、スリリングなエンターテイメントだと思った。声からだけではなく目から、口を結ぶ感じからなども、物語は伝わってくるのだもの。
by saraha
| 2008-11-18 19:58
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